パネル洗浄
太陽光パネルは
メンテナンスフリーとされていました
しかし、実際には経年によるパネルの劣化や周辺環境の様々な変化が起きるため、きちんとメンテナンスを行わないと安定した発電の妨げやパネルの寿命を短くする可能性があります。
パネル汚れを放置しておくと…
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汚れがたまる
野ざらし、雨ざらしの環境にあるパネルは必然的に土ホコリ、花粉、落ち葉や枝、黄砂、工場排煙、鳥のフン、ゴミ、水アカなどの汚れに晒され続けます。 -
不具合・故障の原因
軽い汚れであれば雨で落ちるように設計されていますが、鳥のフンや堆積した花粉やホコリなど汚れが長期間ついたままになっているとホットスポットを誘発し電気の抵抗となり発熱します。最悪の場合は故障や火災を招くことにもなります。 -
発電量がダウン
パネル全体が汚れた状態になると吸収できる太陽光エネルギーが減ってしまうため、発電量が落ちてしまいます。 -
資産価値が下がる
発電量が低下していると評価査定が低くなります。汚れは設備評価も低下させることになります。洗浄によってその後1年間の平均的な発電量は3〜7%ほど回復すると入れています。
パネル洗浄の目的
当社ではパネル洗浄の目的は特に下記2点と考え、定期的なパネル洗浄を推奨しております。
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1
発電量の回復
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2
ホットスポットの
故障予防
JPEA/JEMAが作成した、保守点検ガイドラインの11.3.6項、および解説6.6によると、汚れにより発電量を減少させる可能性と汚れが不均一の場合のホットスポットの可能性も示唆しています。
JPEA/JEMA太陽光発電システム保守点検ガイドラインより引用
>https://www.jema-net.or.jp/Japanese/res/solar/pdf/191227_pv_maintenance.pdf
JPEA/JEMA太陽光発電システム保守点検ガイドラインより引用
>https://www.jema-net.or.jp/Japanese/res/solar/pdf/191227_pv_maintenance.pdf
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発電量の低下を引き起こしている例として
- ●設置角度が5°未満の場合
- ●煙突や近隣から汚れを引き起こす物質が飛んでくる場合
- ●火山灰の降灰エリア、黄砂、スギ花粉による汚れのひどいエリアおよび海岸線に近いエリア(鳥フンによる汚れ・塩)
- ●建設現場や土砂掘削現場の近隣 など
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ホットスポットの故障予防について
汚れによりホットスポット現象が生じ、そこからパネルのひび割れを起こしている場合もあります。
太陽光パネル洗浄費と費用対効果予測(1MW洗浄時)
メンテナンスは必ず「プロ」に任せよう
設置環境に応じた洗浄方法
設置場所や環境により汚れの質が変わります。汚れに具合に合わせ手洗い、自動洗浄機を使い分けて洗浄していきます。-
手洗い洗浄
洗浄装置などでは落としきれない汚れなども回転ブラシで汚れの溜まりやすい四隅までしっかり洗浄。洗浄後すぐに水切りをしっかり行うことで水垢等の付着を防ぎます。 -
ケルヒャー製isolar太陽光パネル専用回転ブラシを使用。
水を送り出す方法として高圧洗浄機を使うものの、通常の高圧洗浄のように、水圧を直接、汚れに当てて落とすという原理ではなく円盤状のブラシが回転しながらパネルの表面を傷つけずに洗っていきます。 -
純水で洗浄
精製した「純水」で洗浄します。水の準備も当社が致します。
状況により自動洗浄機も使用します。